国内:広島県南東部を震源するM4.1の地震
この1週間で、国内で観測された地震回数は前週とほぼ同じ水準です。震度3以上の地震は4回発生しました。(3月30日~4月4日の集計)
3日(金)14時30分頃、広島県南東部を震源とするマグニチュード4.1の地震が発生し、広島県尾道市と福山市で最大震度3を観測しました。
広島県内で震度3以上の揺れを観測するのは去年11月26日以来、約4か月ぶり。広島県南東部を震源とする地震としては、1999年以来となります。
過去にあまり大きな地震の記録がない地域で、気象庁の詳しい記録が残る1919年以降、広島県南東部で発生した最も強い地震は1970年に発生したマグニチュード4.9です。
今回の震源の少し北側には、広島・岡山の県境をまたぐ長者ヶ原-芳井断層が知られています。過去の活動に関してはわかっておらず、断層の長さから活動した場合はマグニチュード7.3程度の地震を起こす可能性があるものの、発生確率の算出はされていません。
世界:アメリカ・アイダホ州でM6.5
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は1回発生しています。
1日(水)にアメリカ・アイダホ州でマグニチュード6.5の地震が発生しました。深さが10km程度と浅く震源付近では強く揺れたと見られますが、山間部だったため特に被害は発生していません。
今回の震源付近から南東方向に伸びる断層が知られており、この断層の活動もしくは関連する活動と考えられます。
アイダホ州では1983年に今回と同じような内陸部の強い地震が発生したことがあります。マグニチュードは6.9で2人の死者が出ています。
ウェザーニュース
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